商業出版にチャレンジ! ゼロからのベストセラー 商業出版回想録

出版 コンサル ベストセラー

公開日2020/7/20 最終更新日2021/11/13
本稿はスポーツ本、奇跡のベストセラー「自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ」の誕生秘話です。

本を出してみたい、本を出し有名になりたい、という人に役立つかも知れない、勇気が出る体験記です。

 

番外編:出版界の常識を覆したゼロからのベストセラー、奇跡の執筆奮闘記

 

出版界の人脈ゼロから独力で商業出版にこぎつけ、2019-2020年のスポーツ本ベストセラーとなった「自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ」(かんき出版)。

出版に至るまでの軌跡・思い出などの備忘録ですが商業出版にトライする方の参考になれば幸いです。

 

ただし、初めに断っておくと、あなたがよほどのネット有名人でもない限り、コネなし・出版実績なしの飛び込みで自己流の企画を提案しても採択される割合は軽く1%以下の狭き門です。

知名度ないところから商業出版に至るだけでも十分奇跡ではありますが、毎年5-6万点以上といわれる膨大な数の新刊書籍の中でさらに本書をベストセラーに仕立てあげたストーリーはまさに出版界の非常識であり、奇跡というにふさわしいのです。

 

ま、それでも私自身がそれを実現したわけですから無理ではありません。

というより、いびつな出版界の特性を知って正しく行動すれば、勝てる可能性は飛躍的に上がると感じています。

 

 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]その瞬間、私の中で出版企画がまとまった
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私は高校生の時にほんのちょっと器械体操部に所属していた頃から180度開脚ができたし、ストレッチにはまあ自信があって、趣味レベルでストレッチを教えることもあった。

2018年4月、当時通っていたバレエ教室で本書の著者になっている村山巧氏のストレッチセミナーの存在を知る事になった。
半信半疑で参加した私だったが、体験してみて、本質はPNFと筋膜リリースの組み合わせだとすぐに悟った。

セミナーを受けながら、そういえばPNFを前面に出した書籍ってほぼ存在しないような気がするし、筋膜リリースは高齢者向けの腰痛改善というスタンスの書籍しか見たことが無い。。。

簡単で、速効性があり、再現性も高い、、、これなら本になる!この男を柔軟王子の名前で売り出そう!とひらめいた。

偶然だが村山氏とは自宅が割と近いこともあり、本を出してはどうかと持ち掛け、勝手に企画書を書くことにした。

 

 

 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]出版企画書を作成・出版社へ送ってみる

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セミナー直後、2018年5月頃から出版企画書を作成した。

とはいえ、こちらも本当に出版に漕ぎつけるのかについては半信半疑だし、出版について教えてくれる人がいるわけでもなく遅々として進まず、後で考えればここで半年の無駄が生じてしまった。

出版コンサルタントと言われる職業の人がいることは知っていたが、タダってわけにもいかないし、まずは自力でということで、インターネットで「出版企画書の書き方」なんてものを調べながら制作を始めた。

村山氏に一部を書くように依頼するも残念ながら要領を得ず、結局、自力ですべて制作することとなった。

 

通常、企画書は2~3ページ、多くても5ページ程度が相場ということなので分量自体は大したことは無いが、要点を抑えることが極めて重要。

簡単に挙げれば

1ページ目で惹きつけられるか(=ちゃんと目を通してもらえる)

類書が多いか(=市場があるということ)

類書と何が違うのか(=斬新な切り口)

著者の業界での知名度や実績(=販売部数が見込めるか)

こういったあたりがキーポイント。出版実績が無いところから出版に漕ぎ着けるにはかなり尖った、というかキラリと光る要素が必須だ。

せっかくなら東大の人脈をたどろうとも考えたが、出版社の知り合いなど皆無。。。

でもなかったが、文藝春秋の記者では足しにならないので結局ゼロベースからの出発となった。

 

村山氏は自分の自己紹介すらまともに書けない、私とて出版に見識のある知人もない、という訳で半年近く、私一人でだらだらと推敲を重ねてきた。

しかし、年末も近づいてきた2018年11月、このままではいけないと考え、いよいよ本気モード。一人で勝手に走り出した。

 

改めて企画書の体裁を整え、過去にストレッチとか筋トレの本を出している出版社を調べてリストにし、計95社(100を目指したけど力尽きた)の編集部宛てに企画書を勝手にA4封筒で郵送した。運動ジャンルの本を出版した実績があるなら高い確率で乗ってくるだろうとの思いだった。

 

我ながらよくできた企画書だし、5社くらいは反応があるだろう!
で、その中で条件交渉して出版社を選べばいいや。

 

出版界の実情を知らない私は一人で勝手に盛り上がっていた(後で書くが、出版業界の実情を知っていたら本を書いてみようなんて思わなかったかもしれない。全くもって知らぬが仏とはこのことだ)。

 

2週間たったころ、ある大手出版社から郵送で返事が届いた。

待ってました!と開封するも「残念ながら見送らせて頂きます」というお断りの通知。それが5件ほど続く。

ちなみに、出版社には膨大な持ち込み企画書が届くため、返事すらくれないのが普通。
わざわざ断りの返事をくれるだけでも良心的な会社であり、基本的に無視されるのが当たり前である。

 

プロの出版コンサルタント(実体はブローカーに近いと感じるのだが)を介して提案先の出版社を厳選しても打率は1割未満と聞いていたので、出版に関してはド素人である私の企画書がそう簡単に採用されないであろうことは想定の範囲内だった。

とはいえ、発案から半年、時間をかけて何度も推敲して知力を結集し、全力で作り上げた企画書である。こう言っちゃなんだが、格が違うだろ、出版社同士で取り合いになるんじゃないかってな思いも当然あった。

それだけに全滅は心が折れる体験だった。後から編集者さんに言われたところでは、コネなし・出版実績なし・飛び込み企画提案で採択される確率は1%未満だそうだ(ま、1%は控えめな数字で実際には限りなくゼロに近く、20年編集者をやって見たことが無い、とのことだった)。

 

話をもどそう。

3週間ほど経過して全滅だと悟った私は、ダメでもともと、とばかりにインターネットで持込企画受け入れを表明している出版社を調べ、追加で3社に改めて企画書を送った。最後の悪あがきであった。せっかくだから、あと5社追加して計100社に送りたかったが調べ疲れてしまった。

 

音沙汰がないまま、さらに約3週間が経ち、「これは料金を払ってコンサル業者に任せるしかないな」と考え始めたころ、1通のメールが届いた。

かんき出版編集部Sさんより一度話を聞きたい、との連絡だった。

今でも送付先出版社のリストを残しているのだが、かんき出版は98社目に名前を挙げた、まさに最後の1通だった。

 



 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]企画会議を通過・商業出版確定!
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まずは第一関門突破だが、ここからが本当の勝負(っていうか、本当の勝負がこのあとずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと続くことになるとは思いもよらなかった)。

出版社内の企画会議に出してもらって、OKをもらわなければならないのだ。

 

2018年12月19日、年の瀬が迫ったタイミングで編集部のSさんと初対面。

まずはSさん自身にこのノウハウを気に入ってもらわなければ始まらない、ということで半ば強引に足裏ほぐしを体験してもらい、効果を実感していただくことにした。足裏は大変凝っている部位なので、ここをほぐすことで速攻で柔軟レベルが変わるのだ。作戦は奏功、喜んでもらえた。

しかし、私の企画案には異論がある感じだった。

編集者視点からの意見としては、「方向性は良いが、企画会議にかけるにあたり、もっと尖った感じにしたい」との由。

100万部「パカッーと開脚」をはじめ、横開脚の本は割とたくさんあるので、その中にあって実績ない著者で本を売るには十分に奇をてらうというか、目新しさが必要、という考えなのだった。

前後開脚をテーマにして企画書を修正して欲しい、「一日10分、一か月で前後開脚できるプログラム」を作って欲しいという依頼だった。。。

つまり、「誰でも1週間で前後開脚できちゃう!」本にしてくれというリクエストだった。

正直これは困った。いくらなんでも無理筋だ、と。10年バレエをやってても開脚できない人はゴロゴロいるわけで無理に決まってる。

大げさに煽る内容で本にしたところで「実際にそんな効果がない」とあとで酷評されるのが目に見えているじゃないか、と。。。

 

打ち合わせ後、私からの確認メールはこんな感じ。
『「中上級者向け、全身の柔軟アップ」という方針で企画書作成しましたが、今回は「一般読者向け、誰でも前後開脚できる!」に方針転換して企画書を修正するということでよろしいでしょうか』
本意ではないが、編集者の意図に沿わない限り出版はないわけで、ここは折れるしかないという判断があった。

出版社内での企画会議は月二回、1月は新年早々の2019年1月9日と聞いた。

ここは一気に勝負を決めたい私は勝手にスピードアップ。面談の翌日には企画書を書き換え、速攻で再度送った。

 

 

年明けになり、Sさんより企画会議の結果、大筋でOKが出たとの連絡があった。さらに社内会議の結果、一部方針を変更。

・メインの対象読者を「30~50代女性」から「アンダーアスリート(一般人でも割と本気でスポーツに取り組んでいる層、くらいの意味)」に
・書店では「健康の棚」ではなく「スポーツの棚」に置くイメージの内容にする
・「前後開脚」ではなく「ストレッチ全般」を前面に打ち出す
・参考の類書を想定し、「簡単」で「すぐ効果が出る」ことを強調
・美容面や健康面だけでなく、スポーツの効果を謳う

ということで改めて方針が変更され、「初級から上級まで対象、全身の柔軟アップ」で行くことになる。

結局、当初の私の企画案に戻った感じだ。

 

再度企画書を提出、めでたく合格となった。

よし、商業出版決定!

とはいえ、当時の私には、ここからさらに大変になる事など知るべくもなかった。。。

 

 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]台割り・ラフ作成
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2月5日、出版決定後、初の打ち合わせ。なにしろ出版は初めてだから知らないことが盛り沢山、というか知らないことばかり。

台割り、ラフ、撮影、原稿という大まかなフローをご教示頂いた。

 

最初にやることは台割り作成。

台割りとは全160ページとして各ページの内容を項目だけ一覧表にするというもの。本の設計図であり、とりあえずの目次といったところ。

今回の例で言えば、2章・3章が主になるのだけれど部位をどのように分けるのか、それぞれ何ページ割り当てるのか、どんな応用ポーズを取り上げるのか、モニターページを冒頭に入れよう、コラムはどこに入れるか、その内容はどうする、など大まかな計画を立てる。

もっとも、具体的な内容が全然決まらない状態なので全くの暫定版で後々の変更は当然に生じる。しかし、これをやっておくことで、全体の流れ・どこに重点を置くのかというようなことが明確になり、分量も100ページじゃ足りないなとか200ページも書くことがなさそうだ、などといったことが決まってくる。

ちなみに普通の本は4枚重ねの紙が二つ折りで8枚16ページがベースとなっていて、それを集めてできているとこの時、初めて知った。だから本は概ね16の倍数ページで作られている(もちろんページ番号をどう振るかは別問題)。なので普通の単行本だと通常、144・160・176・192・208・224ページみたいな選択になる。

そのため、もし2ページ増やすのならあと14ページ分も追加で内容を考える必要が出てくる、ということになる。

今回はわかりやすく160ページで決定。台割は2月中に作成することとなった。

 

次にラフ作成。期限は3月末。

ラフとは台割りをもとに、各ページのおおよその構成を決めていくおおまかな原稿・下書きのこと。この辺にこんなポーズの写真があって、こんな説明があって、とか台割りをもとにさらに具体化していく。デザインの段階で大幅に変わるのでこの段階ではレイアウトとか色とかにこだわる必要はあまり無い、と後で判明。

ラフの書式は自由と言われたため、MicrosoftWordで作り始めたり、寄り道を随分しながらいろいろやって結果、仕事で使い慣れたパワポでラフを作成。編集者からはパワポでラフを作った人初めてだと言われたが、写真メインの本はPowerPointが作業しやすいはずだ。

言葉だけでコチラにこんなポーズの写真、アチラにあんなポーズの写真ということだと他の人にはピンとこないので、自分の写メやらネット画像やらを並べてイメージを具体化していく。

 

さらにモデルは誰にする?モニターさんは?各ページの内容は?カメラマンは誰?決めることは山盛りだ。

できれば知り合いに頼んでお金かけずにやりたい。

男女モデルの本なので、女モデルは私が通うバレエ教室の先生みきちゃんでいくとして、男モデルは俺が自らやると主張するも、編集者さんは若い人がいいという考えで平行線が続いた。最後は押し切って自ら登場することとなった。

俺が出ないと、自身は全くのゴーストライターになってしまうわけで俺が売る理由が無くなってしまうのだから、これは重要な分岐点だったといえる。

ちなみに出版社の編集者は制作にあたり全面的な裁量をもっているので、こちらの希望の進路に誘導することはあまり難しくない。何しろ、編集者さんは同時並行で数冊の書籍制作を手掛けているわけだから忙しいわけです。そこへ、カメラマン・イラストレーターを私が連れてきて日程調整も報酬の交渉も済んでるとなれば、基本的に断る理由がなくなります。

本書でもカメラマン・挿絵・メイク担当を私の知り合いで固めることに成功した。
彼ら自身の宣伝になる面もあるわけだから、結果、これも奏功した。

 

ということで、企画・執筆・モデルを私が担うことになった。

実際には、内容は99.9%私の整理なので私自信が著者を名乗りたかったが、形式上、著者の名前はストレッチ界の知名度がある村山氏で、ということに決まった。

商業出版はあくまで出版社がコスト・リスクを背負うわけで出版社の考えが最優先となるのでこの点は致し方ない。

 

4月中に撮影、6月に原稿完成、本の発売は最短で7-8月くらいというざっくりしたスケジュールが決定。

ハッキリ言ってこの時点では、写真メインで動きやポーズに関する簡単な説明が大半なんだから原稿作成は簡単に終わると思っていたのだった。。。

 

 



 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]写真撮影
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2019年4月3日、ラフ原稿ができたところで打ち合わせ。

3週間後の4月21日に撮影日が決まった。カメラマンは特に決まってないというので知人を紹介した。数年、ビジネス交流会に出ていると大抵の業種に知人がいるので結局、カメラマンだけでなく、メイク担当、挿絵のイラスト担当も知人をあてがってもらった。

なにしろ、大きなコストはかけられない。会場代もいらないところがいいということで、バレエ教室だの公民館だのと案は出たが結局、コストはかかるものの、きれいな白い壁がある撮影専門スタジオに落ち着いた。

体験モニター7名、年齢・性別・運動経験バラバラでギリギリになってかき集めた。高齢者モデルを1人くらい入れたいということで私の母まで動員することとなった。

なお、本書の特長のひとつとしてパステル調の明るい紙面が挙げられる。
衣装は私もみきちゃんも白ベースとなっている。
もともと、くっきりはっきりするから赤とか黒とか派手目な衣装が良いのでは?と思っていたんだが、編集Sさんの意向で白基調となった。
結論から言うと、類書と比べてこの明るい紙面が潜在意識レベルで心地よさを演出しているのだと私は感じている。

 

撮影までには、25ページの上にこんなポーズの写真、右にはこんなポーズ、という感じで細かなとこまで決まっている必要があるわけだから、撮影前に概ね内容が確定している必要がある。原稿をどんどん埋めていき、準備を進めた。

 

4月21日、青山のレンタルスタジオに朝8時集合。

 

思った以上にスタジオは狭くてモニターさんが7人もやってきたらパンパン。

無論、準備はしていったものの、私自身がモデルもやりながら、撮影の指揮もやる、という体制だったので思ったより時間がかかった。

結論から言うと300ポーズ以上の写真を撮るには5時間では全然足りなくて時間切れ終了。

平成から令和に変わったゴールデンウィーク、10連休の長い休みの間に、膨大な写真の中からどれを採用するかを選ぶ作業に追われ、連休後、補足の撮影が決まった。

 

 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]原稿作成本格化
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撮影が終わると原稿作成が本格スタートした。

まずはベースとなるデザイン(見開き2ページ)をして頂くことになった。なのでそこの部分の原稿だけでも完成レベルの原稿にする必要がある。

ちょうどこのころ、パカッと開く特殊な製本技術であるコデックス装のことを印刷会社の社長から教わり、出版社には本件にぜひ採用してほしいと進言した。

コデックス装となると製本コストは高いし、製本に時間もかかるのだが、「脚も本もパカッと開脚」私の中では勝手にキャッチフレーズも出来上がった。

思い返せば、コデックス採用はここがギリギリのタイミングであった。発刊後、予想通りコデックスが高く評価されたことを考えればこれまた大きな分岐点であった。

後日お会いした他の出版社の方からは、50年も書籍製作に関わってきたけどこんなスゴいアイデアは初めて見たと言われた。ちなみに本書以降、コデックスのストレッチ本がポンポン出ている。出版業界は、2匹目のどじょう狙いがデフォルト戦略なのだ。

これまでは写真撮影に間に合わせるために、写真のレイアウトやポーズをどうするかが主眼だったので、説明などはおざなりに考えていたのだが、わかりやすい表現を考えて細部まで文字を見直す。文字ばかりのページもいくつかあるので文章ページもおおむね固める必要がある。たとえ数ページであってもしっかり書こうと思うと時間はかかる。

 

こういうときは類書を参考にするのがやはり早い。

流れを真似たり、表現方法を参考にしたり、アイデアを見るため執筆に当たっては、近所の図書館2つを掛け持ちして、借りた本はチラ見で終わったものも含めれば50冊をゆうに超える(100冊も超えてると思う)。

5月21日、仮デザインが届いた。ポップな感じとちょっとマジな感じの2種類。編集者さんと話した結果、両者の中間っぽくいくことになった。基本、デザインに関しては一応意見を聞いてもらえるものの出版社にゆだねるのが商業出版における暗黙のルールだ。

本らしくなってきたのでこちらも俄然スピードアップする。動きの説明や細かな表現とかどんどん埋めていく駆け込み作業が続き、できたページから順次デザイナーに送付する。

予定通り、5月末に一応全ページの原稿が完成した。

普通、初物の著者が予定通りに原稿を用意できることは少ないようだが、ここは相当頑張った。

 

 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]ああ、果てしない校正作業
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一旦完成と同じタイミングですでに提出した原稿のデザインが上がってきた。ここからは校正に入る。

校正とは、誤字脱字の修正、です・ますを整える、わかりやすい表現に改める、といった作業。

やってみてわかるのは、これらは比較的簡単というか気づきやすい。読んで違和感があるから。

 

一番厄介なのは表記ゆれの統一だ。例えば「ひざ」「膝」「ヒザ」を「ひざ」に統一するというもの。個々の文は読んで意味が通じるので、よほど意識してみていかないとスルーしてしまう可能性が極めて高い。例えば半角英数字と全角英数字が混同していることに気づいたのはかなり終盤だった。

なお、校閲と校正という言葉がある。校正は上述のように形式面のチェックを指し、校閲はウソが無いか、矛盾が無いかという内容面のチェックにかかわるものを指すようだ。

校正は大変手間がかかる作業で今はPCで全文検索が簡単にできてしまうけれど、以前は大変だったろうな、というかどうやってたんだろう。

この作業は大変な割には付加価値があまりないわけなので、これこそAIで自動化されるべき仕事と強く感じた。

参考までに今回の校正で表記統一した用語の例としてこんなものがある。

 

原稿の表記→→→統一後

ひざ・膝・ヒザ→→→ ひざ
ひじ・ヒジ →→→ひじ
かかと、カカト →→→かかと
もも・太もも・モモ →→→もも
体側・体側部→→→ 体側部
本書・この本 →→→本書
体・カラダ・身体 →→→体
ページ、頁、P→→→ P
一人、1人→→→ 1人
是非、ぜひ →→→是非
もも前、ももの前面、ももの前側・前もも、もも前面 →→→もも前面
もも裏、ももの裏面、ももの裏側、もも裏面 →→→もも裏面
掴(む・んで)、つかむ →→→つか

 

この校正作業は単純作業で疲れるので、このプロセスにおいては形式著者の村山氏からも協力を得た。

実のところ、本書の製作にあたり、彼が手伝ったのはこの校正作業のみである。

 

 

話をもどそう。

表現を改めたり、字句を統一したりと修正を赤字で手書きし、送り返すというキャッチボールが続く。
はじめは1週間おきだった原稿のキャッチボールはだんだんペースが上がり、2日以内に返信、さらに翌日までに返信、という具合に急かされていく。

そして締切直前には6時間以内に返して!みたいなことになるのだ。
原稿の制作に取り組み始めて丸4ヶ月、企画書に着手してから考えれば、1年の戦いについに終止符を打った!

あとは本になるのを待つのみとなる。

 

 

ところが、、、意外な?事実が判明。

なんと、本は出して終わりじゃない。やっと戦いが終わったと思いきや、実は本当の戦いはこれからだったというロールプレイングゲームの裏面突入みたいな話。

そうです。本を書いただけで売れなきゃ自己満足、マスターベーション、紙の無駄で環境破壊になるだけ、まるっきり疲れるだけなのだ。

こうして「やっと終わった!」と思った俺の役割、実は全然終わってなくて、これから営業大作戦に移行することになる。

 

 



 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]類書に大差をつけた営業戦略
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出版不況の現在、本を何冊も出しているメンタリストDaigo、堀江貴文、中田敦彦、池上彰といった超有名人の本でも10万部超えは本当に数えるほどしかない。

登録者ウン十万人のYouTuberの本だって同じく、出版社の目論見はことごとく外れ、大ヒットになるものはごくわずかである。

 

それに対して、こちらはメディア出演ゼロ、村山氏のインスタグラムフォロワーがせいぜい5,000人というレベルだから認知度・影響力という面では彼らの足元にも及ばない(足の小指の爪くらいか)。

 

にも拘わらず、本書は無名のところから超有名人を差し置いて15万部発刊(2021年11月現在)にこぎつけたのだ。
実は、ちゃんと理由があって、彼らがやらない営業戦略を私が徹底的にやったからこそなのである。

ここのところ、くわしくは別のブログに書きます。

 

 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]ベストセラーを生み出すのは難しいか?

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電車とか雑誌とかの広告でよく、「7万部達成!」「10万部達成!」といった表示を目にしますが、これってスゴいんでしょうか?

100万部は誰でもスゴそうだと思うけれど、おそらく普通の人は10万部がスゴいなんて感覚はおそらくもってない。

特に40-50代以降の人は、昔「100万部」っていうキャッチコピーを新聞やらテレビやらで、よく目にしていたので、それが基準になってるようなフシがある。
だから10万部って大したことないな、と感じる人だっているはずなのだ。

じつは私自身、かなり甘く見ていた。本を出せばどんな本でも最低でも5万部くらいは売れるんだろう、ならば印税は〇〇万円、、、と思ってプロジェクトはスタートしたのだ。

はじめっから業界事情を知っていたら私の無謀なチャレンジはそもそもあり得なかったかも知れないわけで、無知が生んだ奇跡のベストセラーなのだ。

 

実際のところ、何冊くらい売れればヒット作と言えるのだろうか。

そもそも、たくさん売れることを想定していない学術書のような書籍もあるのでジャンルごとに異なるが、一般向けの本としては1万部あたりがヒット作、3万部なら大ヒット作というのかおおむね出版業界でのコンセンサスになっている。

意外に少ないと感じた方も多いだろう。ちなみにこれは2020年時点での感覚。

10年前なら3万部でヒット、5万部で大ヒットということだったようだからこの基準値は今後ますます基準値は下がっていくだろう。

 

さて、「本の年鑑」 (日外アソシエーツ)によりますと、2019年1年間の新刊はざっと52,000種類。

それぞれの発刊数は公表されているわけではないが出版業界の人の現場感覚だと、驚くべきことにそのうち、重版にたどり着くのは2割にも満たないという。

一般に初版は概ね3,000~5,000部になることが多く、重版とは初版の品切れが見えてきて追加で増刷することをいう。

つまり、ほとんどの本は出ただけで5,000冊も売れずに終わりだということ。

なお、よく売れている本なのかどうかは重版されているかが一つの目安ということなんだが、重版かどうかは本の後ろに第〇刷などと記載されているのでこれを見ればわかる。

ちなみに出版社としては初版が売りさばければ赤字にはならない、という計算でやっている。初版の製作にはデザイン費とか版代とかのコストがかかるのでかなり高いのだが、それを回収してしまえば、後のコストは印刷代だけで済むため、重版以降は利益率が高くなる。

そこで重版以降はお金を刷るみたいなもんだ、というのが出版社の考えである。むろん、全部の書籍が重版になるつもりで作製はスタートするのだが、期待に反してほとんどは重版に届かないのが実情なのだ。

 

さて、インターネット普及が始まって以来、大抵のことはネットで調べれられるようになっているし、ご丁寧に自分で本を読まなくていいように要約して解説してくれるYouTube番組も少なくない。

そうとなれば本を買うまでもないということで書籍の市場はどんどん小さくなっている。

私自身、本はまず図書館で借りて今後もずっと手元に置いておきたいものだけを買うというスタイルでいる。一回読めば済むような本は図書館で済ませればよく、買う必要が無いという考えだ。

さらに、
①書籍と言っても、電子媒体が隆盛となってきて紙媒体の書籍市場自体が小さくなっている

②個人がメルカリやらラクマやらで中古本を売りやすくなった。昔なら古本屋に持って行っても買取価格10円(もっと安いことも)!とか言われたわけで、なら持ってる方が良いやということになるところ、それなりの値段で売ることが可能になったのでわざわ新品でなくとも中古の本がネットで買いやすくなった。

ということで現在、ミリオンセラーは年間に数冊、という非常に狭き門である。ミリオンセラーまでいかずとも、10万部売れる本はごくごくわずかである。

年間5万種類の本のうち、ごくごく一部の書籍のみが10万部達成の称号を得ることができる。

その確率はざっと0.1%であろう。しかも10万部達成するのは常連の著作家とか芸能人・有名人が大半を占めると思われ、それ以外での10万部は相当のはハ-ドルだということになる。

翻って、本書籍は2020年春時点で15万部発刊である。冒頭で、たいして知名度のない状態でコネなし実績なしから出版にこぎつけるのはごくわずかであると述べた。さらにそれを15万部に押し上げた実績は控えめに言って出版業界の超奇跡なのである。

 

 

さて、よく聞かれる話なので印税について書いておこう。

巷で「夢の印税生活」なんて言ったりするけれど、上記からわかるように99.99%の本は夢のような生活とは程遠い結果に終わるのが現実だ。

お金の話をちょっとすると、一般的に発行部数*定価の8-10%が一般的とされているものの、出版社の方針とか著者との力関係でこのレートは変動する。さらに初版については出版社のコストが大きいこともあり、印税率は上記の半分程度まで下がるのが通例。

従って、初版の5,000部だけで終わってしまうと印税はせいぜい五十万円もらえれば御の字であり、原稿を作るのに3-4か月も費やす労力と比してみれば大赤字確定だ。

 

もっとも、事業主が出版する場合、印税収入よりも出版しているという事実自体に重要な意味があり、広告代わりという意味合いが強い。逆に広告代わりだと考えられないと労力にまったく見合わない結果になることは明白だ。

 

 

[headline style=”5″ align=”left” headline_tag=”h2″]参考:自費出版と商業出版
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出版には大きく二つあります。商業出版と自費出版です。

 

後者は自分がお金払って作ってもらう本。業者はピンキリだが、ざっと100万円で100冊が目安と思えばいいです。

お値段は、文字だけの本か、フルカラーか、紙質はいいか、などでもかなり変わる。更にプラスして執筆を誰かに頼むならそのお代も必要。自費出版は全てを自分の好み通りにできます。

基本、書店に並ぶことはありませんがアマゾンのオンデマンド印刷出版(注文来た分だけ印刷して製本して送ってくれる)という方法を使うこともできます。

自分の本が出た、という実績作りとして広告効果を期待する人は少なくありません。

一般の方は自費出版なんて言葉は知りませんので、本を出してる人なんだ!と会社や商品の信頼性がグンと上がります。

工務店の社長が自然素材の健康に良い家を建てようという内容の本(半分くらいは自社の宣伝)を見込み客にプレゼントするというのはよくあるパターンです。

本を読んだうえで問合せしてくるようなお客様は成約率が極めて高く、特に工務店のような業態なら1人成約すれば利益が500万円くらいあるわけで、自費出版は住宅雑誌に広告を出すよりもめちゃくちゃ費用対効果の高い広告媒体になります。

似た例はたくさんあり、「ガンは治ります、この薬を飲めばね」とか、「美しい顔になります、私が手術すればね」という感じで高額の治療・商品・サービスを売る広告手段として、かなりコスパが高く、実際上、よく使われています。

 

他方、商業出版は出版社が製作費を払いますので自分のお金負担はほぼありません。

(とはいえ、執筆中は膨大な時間を無報酬で費やすことになります。今回の場合、すべて私が書いていますが、通常はライターを別途雇うことも多いので、その場合はこれが大きな自腹です。)

コネなしで企画書を郵送するのもアリですが、ふつうは編集者にコネのある人に依頼して出版社に企画書を見てもらい、首尾よく採用されたら出版に至ります。こっちは全国の書店に出ます。

商業出版では本に関する最終決定権は費用を負担する出版社にあるので、売れ行きに直結する可能性が高いタイトル・表紙デザインをどうするか、など重要事項は出版社の判断が最優先になります。

ここが理解できず、自分の意見を通したがる著者はよほど知名度がとあって本を出せば最低でも5万部は売れる、というような強力なファン層を抱えていない限り、総スカンを食い、出版界から姿を消します。商業出版ではあくまで自分の宣伝になる本を出版社の費用負担で出して頂く、ということを理解しておくことが必要です。

 

 

 

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世界一受けたい授業 で取り上げて頂きました!

2021年11月6日、超人気番組「 世界一受けたい授業 」において効果バツグン書籍としてストレッチ博士が全面的に企画制作した「自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ」が紹介されました。

まー、私が出てないのが残念ではありますけども、アマゾンで総合1位を取り、楽天ブックスでは21週連続1位のベストセラーを作り上げ、超人気番組で紹介して頂くに至った感慨深いものがございます。

思えば3年前、出版経験なし・人脈なしの状態から孤軍奮闘、手探りでスタートしました。

 

どうやってこの本が生まれたのか関心ございましたら是非番外編のゼロからの商業出版奮闘記をお読みください。

 

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習慣化 に成功する秘訣を教えます ストレッチ編

ストレッチを 習慣化 したい!

新年の目標に掲げた方も多いでしょう。

でも待って下さい。新年の目標を立てても99%の人は達成することもなく、それどころか1年前にどんな目標を立てたのかさえ忘れてしまっているんです!

公開日2019/6/29 最終更新日2021/1/2

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]ストレッチを 習慣化 したい!そんなあなたのための基本戦略教えます
[/headline]

今年こそ理想の自分に近づくために新たな習慣を身につけたい!そんな方のために、習慣化する方法を知りたいという人のために書かれた記事です。

ここでのテーマはストレッチですが、筋トレ・ダイエット・語学学習などなんでも他に応用する方法も基本的には同じです。

そう、これを読めば失敗する習慣化、成功する習慣化のコツがよくわかります。

計画が続かない方にとってはチェックリストになります。お楽しみに。

 

【 目次 】

1.新習慣を身につける重要な要素は3つ

2.まず毎日の行動目標を立てる

3.毎日やるストレッチを紙に書く

4.紙は毎日何度も見るところに貼り、毎日マルをつける

 

 

新習慣を身につける重要な3要素

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]新習慣を身につける重要な要素は3つ
[/headline]

新習慣を身につける重要な要素は3つあります。

熱意 × 繰り返し × 環境

 

1)変化のきっかけは熱意(モチベーション)

脳には恒常性(ホメオスタシス)と言われる性質があり、変化を嫌います(慣性の法則と言っても良いでしょう)。

いつもやっている通りにするのはラクだから、意識しないとあなたはいつもやっていることを繰り返します。

つまり、新しい自分になりたいという熱意(モチベーション)がなければ今まで通り、昨日と同じ自分を生きてしまい、新習慣を身につけることはできません。

そして熱意(モチベーション)が強ければ強いほど、変化できる可能性が高まります。

さらに重要なことは、変化したい・新習慣を身につけたいとおもったら早く取り組むことが重要です。

なぜなら長く続いた習慣を変えるにはより強力な熱意(モチベーション)が必要になり、変化することが難しくなるからです。

これはまるで船の操縦に似ています。

船は簡単に進路を変更することができません。同じ方向に進み続け、スピードが出ていれば出ているほど進路変更には大きなエネルギーと時間を要します。

なぜ、新習慣を身につけたいのかを明確にするほど熱意(モチベーション)は高まります。

変わった後の自分の姿を思い描いてニヤニヤする、これが熱意の源泉です。

モチベーションを高めるために、なぜ変わりたいのか、変わるとどんないいことがあるのか、変わると周囲の人はどんな反応をするのか、色鮮やかに思い描いてください
(イメージトレーニング)。

 

2)繰り返しが「新しい当たり前」をつくる

脳の恒常性(ホメオスタシス)は新しい習慣を身につけるに当たって障壁になるのですが、逆にいったん習慣になれば、今度は恒常性が後押しをしてくれます。

つまり、続けるのがラクになし、辞められなくなるのです。

 

3)環境をつくる

熱意という自分の意志だけに頼るのは得策ではありません。
残念ながら自分で考える以上に意志の力はアテになりません。

熱意を後押ししてくれるのが環境です。

環境には2種類あります。

■空間的環境(時間・場所など)
時間・場所・やり方などを決めることで、先の恒常性を利用して熱意を保ちやすくなります。

■社会的環境(仲間をつくる)
同じ目標に向かう、誰か周囲の人を巻き込むことで、逃げ道をふさぎ、続けるモチベーションを維持しやすくなります。

一人では「今日はいいか」「やっぱりこんなの意味ないな」とかすぐに言い訳をしたくなるのですが、2人で集まることにしていればさぼりにくいですよね。

身近に仲間がいなければ、現代はネット上のグループが沢山あります。

ネットで調べれば、早起きしたい人、ジョギングしたい人、ストレッチしたい人、筋トレしたい人などいろんなグループがあり、毎日報告しあうようなことをやっています。

 

以上の概論をアタマに入れたうえで、それではいよいよ目標の立て方に参りましょう

 

 

まず毎日の行動目標を立てる

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h3″]まず毎日の行動目標を立てる

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最初にやるべきは目標設定です。目標には大きく2つの種類があります。

 

達成目標行動目標です。

 

おそらく多くの方は「なんだそれは?」と思ったでしょう。

やさしく説明しましょうね。

 

まず、達成目標は「Y字バランスで10秒静止できるようになりたい」のように、「●●できるようにしたい」「●●になりたい」「●●が欲しい」という目標です。

一般に「目標」という言葉で考えるのはこちらですね。新年の目標を立てましょう、という場合には大抵この意味で使っています。

ダイエットで言えば「半年で5キロ減量したい」のようなものが達成目標です。

それが出来るようになったらどんな気分か、周囲の人は何と言ってくれるかをリアルに想像するとモチベーションアップにつながります。リアルに想像できればできるほど、早く達成できます。

よく、「目標達成のためには目標をステップに分けましょう」というようなアドバイスがあります。

ストレッチで言えば、次のような感じです。

大目標  1年で180度開脚

小目標  3ヶ月で120度

小目標  3ヶ月で150度

小目標  3ヶ月で180度

これはもちろん正しいのですが、致命的な欠点があります。それは行動目標に落とし込んでいない、ということなんです。

 

 

はい、出ました。「行動目標」。これは何かというと。そのために毎日何をするのか、です。

「風呂上がりに30分、開脚ストレッチをする」などがそうです。

ダイエットの例であれば、「毎朝30分ウォーキングをする」などが行動目標に当たります。

 

いったん達成目標・行動目標の具体例を整理しましょう。

 

ストレッチの場合

達成目標:Y字バランスで10秒静止できるようになりたい

行動目標:風呂上がりに30分、開脚ストレッチをする

 

 

ダイエットの場合

達成目標:半年で5キロ減量したい

行動目標:毎朝30分ウォーキングをする

 

 

並べてみていただければ、「達成目標」を達成するための「行動目標」という関係が理解できるはずです。

上の例で言えば、大目標はいくつかの小目標に分かれ、それぞれに行動目標が設定されるという関係にあります。

 

 

では、当記事でとても重要なことを言いますから注意深く読んでほしいのですが、この二つはきちんと分けて考える必要があります。

何故なら日々のルーティーンとして管理できるのは後者の行動目標だけだからです。

 

 

つづいて目標設定にあたり、重要なことをいいます。

新しく始めることに関しては、小さい目標から設定するということです。

いきなりスゴイ目標を立ててしまう人がいます。残念ながらこのパターンはまず続きません。

 

これまでストレッチの習慣がないのに「毎日寝る前に30分柔軟体操をする」という目標を立てても99.99%の確率で3日坊主(場合によっては1日坊主とか全くゼロ)で終わります。

ですから、最初はいくら何でもこれくらいは毎日できるだろうという小さな行動目標にすべきです。

極論を言えば、「毎日3秒、前屈をする」でも良いのです。

 

そんなのやったうちに入らない、意味がない、という反論がありそうですが重要なことは「続けることに意味がある」のです。

大丈夫、3秒は自然と10秒、30秒、1分、5分と伸びていきます。

 

もう一つ、重要なことがあります。

それは行動目標はなるべく具体的に設定するということです。

具体化の例をあげましょう。

 

「毎日5分ストレッチをする」

「毎日寝る前に5分ストレッチをする」

「毎日寝る前に布団の上で5分ストレッチをする」

「毎日寝る前に布団の上で5分開脚のストレッチをする」

「毎日寝る前に布団の上でロッキーのBGMを聞きながら5分開脚のストレッチをする」

さらに具体的に描写してみてください。

どんな服装ですか?

どんなポーズですか?

どんな道具を使いますか?

どこを伸ばしますか?

部屋の明るさは?

 

だんだん具体的になり、自分が行動している姿のイメージが沸いてくるのがわかると思います。

 

具体的に、がピンとこなければ、いつ、どこで、どうやって?と時間・場所・服装・照明などを何度か自分で自分にインタビューするように自問します。

最終的には頭の中でビデオが流れているようになるまで明確になるでしょう。

 

ここが具体的になればなるほど実現可能性が高まります。

 

 

もうひとつ、行動目標の設定に当たり重要なコツがあります。

それは、プランBを用意しておく

プランBってのはなにかと言いますと起こりうる事態をあらかじめ想定して予備のプランを用意することを指します(私の従事していた投資銀行業界では普通の言葉ですが、業界特有の用語かも知れません)。

 

例をあげればすぐにわかります。

「毎朝6時に起きて10分ウォーキングをする」と目標を立てたとします(もっと具体的なほうが良いのですがここでは話が逸れますのでこれでとどめます)。

実体験として納得する方も多いと思いますが、この計画は以下のようなときに破綻することがよくあります。

1. 起きたら7時だった。もう仕事の準備だ、今日は無理、やっぱり明日からにしよう

2. はやく起きたけどドシャ降りの雨だ、今日は無理、やっぱり明日からにしよう

で、結局それっきりになってしまい、そのうち計画自体を忘れてしまう、というパターンです。

心当たりの方も少なくないのではないでしょうか。

そこで、計画の段階で「〇の時はどうする?」と決めておくのです。

もちろん当初の段階で想定できない事情も当然起こるのでプランBは追加・変更になることも当然あります。

 

 

 

ではその行動目標、いつから始めますか?

やってしまいがちなのは「明日から」とか「来週の月曜日から」とか「来月から」なんですが、今この瞬間が一番アツいので正解は「今日から始める」です。

 

数日空く間に目標達成に向けたエネルギーはどんどん下がっていきます。そして来週の月曜が来た時には目標のことはすっかり忘れているということになってしまいます。

 

 

 

 

 

 

「目標を掲げても実行できたことがないから目標を立てるのは無意味だ、私には向かない」「計画だけたてて実行した試しがない」という人が少なからずいます。

 

その原因は

 

  • 紙に書いていないので目標自体を忘れてしまっている
  • 行動目標に落とし込んでいないので何から手を付けていいかわからない
  • 壮大な目標で自分自身も達成できる気がしないのでやる気にならない

などが考えられます。

 

計画を立てて続かなかった経験がある方は、是非上述した目標設定のコツに従って改めて目標設定に取り組んでください。

まずは「続けることに意味がある」ので絶対クリアできるレベルの目標にすることをおススメします。

 

目標を立てるだけで実行しないのは自分は計画を守れない人間なのだという低いセルフイメージを強化することになりかねませんのでかえって逆効果になってしまいます。繰り返しですが小さな目標でいいから毎日クリアする、を意識してください。

 

[bullet_block style=”size-16″ small_icon=”1.png” width=”” alignment=”left”]

  • 毎日の行動目標に落とし込む
  • 絶対出来る小さな目標にする
  • 具体的な目標にする
  • プランBを用意しておく
  • 今すぐ始める

[/bullet_block]

 

 



毎日やるストレッチを紙に書く

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h3″]毎日やるストレッチを紙に書く

[/headline]

 

成功法則や自己啓発に関心のある方なら目標を紙に書くことは大切だと何度も耳にしているでしょう。

そこでストレッチに特化した目標管理シートをご用意しました。

ストレッチを習慣にするためにやるべきステップは下記の通りです。

ストレッチ特化版目標管理シートはこちらからダウンロードできます

 

印刷する

妄想しながらわくわくして書く

部屋の入口など毎日何度も通るところに貼る

毎日マル印をつける

 

今どき紙じゃなくてアプリでしょという声も聞こえてきそうですね。

確かにスマホアプリでルーティーン(ルーチン)とか目標管理と検索すれば様々なアプリがあります

それでも、私はアナログと批判されようとも紙で管理することをおススメします。

 

アプリを使えば確かに自動でグラフになったり、達成率を計算してくれたり、便利な機能があるのはよくわかります。

しかし、最大の問題は、自分から見にいかないと(=アプリを起動しないと)いけないということです。

今日やってないな、、、という思いがあると後ろめたさもあってアプリを開くのが億劫になり、数日経つとアプリの存在も忘れ、1週間経つとついに目標を立てたことすら忘れてしまいます。(ついでに、アプリを開くだけのつもりだったのに、LINEのメッセージが気になったり、ニュースを見たり、天気を見たり、ふと気づくと30分経っちゃった、というのも大問題です。)

タイマーで知らせてもらうから大丈夫、という人もいるでしょうがやらない日が続くとタイマーの設定を削除してしまいたくなるのです。

そこで紙です!今さら紙なんて、、、そんな気がしても紙なんです!

 

[bullet_block style=”size-16″ small_icon=”1.png” width=”” alignment=”left”]

  • アプリより紙!
  • アプリより紙!
  • アプリより紙!

[/bullet_block]

 

 

 

紙は毎日何度も見るところに貼り、毎日マルをつける

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h3″]紙は毎日何度も見るところに貼り、毎日マルをつける

[/headline]

 

自分の部屋で過ごすことが多いのでしたら、部屋の入口に目標管理の紙を貼るのがおススメです。

部屋を出入りする度にイヤでも紙を見ることになるからです。

寝る時しか自分の部屋にいかないって方はトイレだとかどこか頻繁に通って目にするところに貼りましょう。

こうすることで毎日何度も自然に目標シートが目に入り、そのたびに「やらなくちゃ!」と脳にメッセージが届けられるのです。

話が飛びますが、パレートの法則という人文社会全般に共通する経験則があります。

すべてのグループはおおよそ8:2のサブグループに分けられる、といった内容のものです。

おそらくこれを読んだ方の中でも80%の方は実際に印刷して書いて貼る、をしないでしょう。

へーそうのか今度やろう、と思っているうちに印刷して書いて貼ることを忘れます。

そして目標を立てようと思ったことすら忘れるのです。

 

紙に書いて部屋の入口に貼ったあなたはすでに残り20%に入っています。

目標達成はもうすぐです。

表には毎日やったらマル、やらなかったらバツをつけるのですが、ここで重要なことがあります。それは、

 

 

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h3″]毎日マルがつくようにする
[/headline]

重要なので繰り返します。毎日マル!です。

マルが70%以上になるようにしましょう、なんて話をしているのではありません。

「今日は忙しくてできなかったけど、明日はやろう」じゃなくて毎日やって必ずマルをつける。

達成率100%ということです。

いやいや無理っすよ、そんな声が聞こえてきます。

考えてみてください。毎日ルーティーンの目標設定はあなたが自由にできるのです。

 

毎日できるかどうかわからない目標を設定してはダメなんです。

だから、先に書いたように、最初は特に気をつけて「どんなに忙しくてもこれくらいは毎日できるはずだ」というとても小さな目標にして下さい。

さもないと、潜在意識で「私は自分との約束が守れない人間だ」というマイナスイメージを刷り込むことになり、自己肯定感を下げることになってしまします。

 

もう一度言います。まずは「続けることに意味がある」です。


先程、目標を紙に書いて貼る人は20%と言いました。

一か月毎日マルをつけられればあなたはさらにその中の20%になるでしょう。

つまり、小さな小さな目標でも紙に書いて毎日マルをつけられれば20%×20%=4%の目標達成人間になれるということです。そうして次はもう少し高い目標を設定する気になるでしょう。

毎日マルがつくようにするには、冒頭で述べた環境を作ることも大きなポイントになります。

毎日、仲間と一緒にやるとか、成果を報告しあうことで自分が逃げる口実を作らないことにつながります。

 

[bullet_block style=”size-16″ small_icon=”1.png” width=”” alignment=”left”]

  • 頻繁に目に入るところに貼る
  • 自分の部屋の入口に貼るのがおススメ
  • 毎日、必ずマルにする

[/bullet_block]

 

今回の記事はストレッチを引き合いに書きましたが、本稿は習慣化の本質を書きました。

ぜひ、自分の仕事だったり、勉強だったり、自分の課題に対して目標設定をしてみてください。

 

 

 

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歯間ブラシ を使わないのはウンチを拭かないのと同じ! 書籍レビュー

脳の老化を止めたければ歯を磨きなさい

これを読んでも 歯間ブラシ 使わずにいられますか?

公開日2020/6/10 最終更新日2020/6/10

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]歯磨きで健康寿命が延びる!脳の老化を止めたければ歯を守りなさい 書籍の概要

[/headline]

 

認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!

新品価格
¥1,168から
(2021/3/4 20:03時点)

著者:長谷川 嘉哉(はせがわよしや)

出版社;かんき出版

ページ数:208

発売日: 2018/11/8

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]評価すべきポイント 「脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい」

[/headline]

口腔環境の悪化と病気の関連性を指摘した本です。予防歯科の重要性を認識させてくれます。

歯科クリニックの待合室に置いておきたい一冊ではないでしょうか。

 

 

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]歯磨きで生活習慣病予防! 気になったフレーズ

[/headline]

歯を守ることは脳を守ること

認知症患者の口の中はゴミ屋敷

歯のケアで認知症状が改善

「歯がない人はボケやすい」は科学的にも正しい

歯のケアをすることで医療費を大幅に削減できる

歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく歯周病?

プラークの細菌は肛門より多い

食後8時間で歯の表面にプラークが発生、24時間後には歯石となる

歯周病菌がアルツハイマー型認知症の原因となる

噛むことで脳の血流が良くなリ、脳内のゴミであるアミロイドβを押し流す

歯周病菌が糖尿病の原因となる?

歯周病にかかっている糖尿病患者に対して歯石除去と歯のブラッシング指導をしたところ平均血糖値が低下した

歯周病の人は2.8倍脳梗塞になりやすい

歯周病になると口臭がひどくなる?

寝たきり患者特有の匂いの原因は口臭

「年を取ったら歯が抜けるのは当たり前」は大間違い

入れ歯やインプラントを使用することで歯のケアがいい加減になることがあるので注意

口呼吸の人は鼻呼吸の人に比べて脳の前頭葉に負荷がかかる

1日に最低1回は5分の歯磨きが面倒な人には入浴中の歯磨きがおすすめ?

舌で歯をなぞるように舌を動かして唾液をしっかり分泌させる

歯周病予防の歯磨きは45°が基本

歯間ブラシやデンタルフロスを使う

歯磨きして歯間ブラシを使わないのはうんちの後お尻を拭かないのと同じ?

噛むことで脳が活性化するのでガムを噛もう?

治療歯科から予防歯科へ

歯科衛生士のいる歯科医を選ぶ?

積極的に定期検診を受けよう?

 



 

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]オイルでうがい 歯間ブラシ 生活に取り入れたい新習慣

[/headline]

歯磨きして歯間ブラシを使わないのはうんちの後お尻を拭かないのと同じ 、というフレーズが強烈過ぎて、これまで思いついたように年に1回くらい使っていたデンタルフロスや歯間ブラシを週3回は使うようになった。実際、歯磨きの後でもベトッと取れることがあります。フロスがすぐ無くなるので洗面の蛇口にウォーターフロスを取りつけました。

 

実は私、「歯科は虫歯治療にだけ行けばいい、痛いとこがあるわけじゃないのに定期検診に行くなんて時間も費用ももったいない」という考えだったわけですが180度変わりました。

予防歯科が結局、安上がりなんだ、と。

 

オイルでうがい(オイルプリング)が紹介されているのですが、正直いってうがいを15分ってのは相当しんどい、というか無理です。。。はじめは10分でいいと書いてますが、それでもめちゃくちゃ長いです。。。今のところ1分が限界ですが、頑張ろう。

 

かなり前の話ですが、発掘あるある大辞典で温かいほうが虫歯菌を撃退できると言ってたので”湯船で10分歯磨き”は私の基本スタイルです。

 

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]ほかの人はこう読んだ!アマゾンレビューを拝見

[/headline]

プラスコメント

 

脳の老化を防ぐための歯科予防の大切さがよくわかる良書。本の構成も良く、文章も分かりやすい。すぐに行動に移したくなるアイデアが満載。

 

なぜに口腔内のケアが大切で必要なのかを理論整然とわかりやすく書かれてあります。

医療関係者である自分でもその内容は納得できるものばかりです。
特筆すべきは実際のメンテナンス方法(ケア方法)についても書かれてあるところです。

 

年齢的に認知症に切羽詰まった不安があるわけではないが
脳の老化はなるべく阻止したいので読んでみた。

認知症患者の口の中がどうなっているのか知り、正直驚いた。

歯周病という言葉は、臭いイメージがあるが
「認知症は、もの忘れではなくて、やる気の喪失から始まる」
という言葉にも、なるほどなと思わされた。
口臭が対人関係にまで影響するのも納得できる。

風呂にでも入りながら、15分歯みがきしようと思った。
良い歯医者選びの基準も参考になった。

 

 

マイナスコメント

内容の多くは、口内ケアを怠ることでリスクとなる病気について、将来的な歯科医療の重要性の警鐘(内科や小児科などとのコラボレーションが必須)についてであり、予防のためのアクションプランの部分の記述は少ないので、コスパは悪いイメージです。

 

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]認知症と口腔ケアの関連性をいち早く指摘した医科歯科連携の第一人者 著者プロフィール

[/headline]

 

1966年、名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。
医学博士、日本神経学会専門医、日本内科学会専門医、日本老年医学会専門医。毎月1000人の認知症患者を診察する、日本有数の脳神経内科、認知症の専門医。
祖父が認知症であった経験から2000年に、認知症専門外来および在宅医療のためのクリニックを岐阜県土岐市に開業。
これまでに、20万人以上の認知症患者を診てきて、いち早く認知症と歯と口腔環境の関連性に気づく。
現在、訪問診療の際には、積極的に歯科医・歯科衛生士による口腔ケアを導入している。
さらに自らのクリニックにも歯科衛生士を常勤させるなどし、認知症の改善、予防を行い、成果を挙げている。
「医科歯科連携」の第一人者として、各界から注目を集めている医師である。
本書が初の著書になる。

 

 



YouTubeでプロモーション動画がありましたので紹介します。ありがとうございます。

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運動しないとますます疲れる!「スタンフォード式疲れない体」

公開日2020/6/1 最終更新日2020/6/1

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]最新の科学で疲れ知らず?スタンフォード式疲れない体 書籍の概要

[/headline]

[img_text_aside style=”1″ image=”https://hyper-body.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/51IM7djwApL.jpg” image_alignment=”left” headline=”%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E5%BC%8F%E7%96%B2%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BD%93″ alignment=”left”]著者:山田知生(やまだ・ともお)

出版社;サンマーク出版

ページ数:254

発売日: 2018/5/25

[/img_text_aside]

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]評価すべきポイント 「スタンフォード式疲れない体」

[/headline]

すべての主張にきっちりエビデンスを示そうとする態度が良いです。それも、自分の主張に肯定的な結果が出るように意図的に操作されたものではなく、再現性が高いエビデンスにこだわるという態度ですね。
この態度は学ぶべきです。

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]IAP呼吸法で疲れ予防 気になったフレーズ

[/headline]

疲れを予防する・疲れたら速やかに回復する

疲労とは乳酸の蓄積であるというのはもはや古い

睡眠不足は厳禁。睡眠不足の脳派は脳震盪の状態と変わらない

ゆがんだ姿勢は疲れやすい

疲労が溜まるとパフォーマンスが落ちる!これは客観的なデータ・主観的な感覚どちらでも正しい

腹圧を高めるIAP 呼吸法が疲労予防に効果的

多くの筋トレは筋肉を収縮・緊張させるトレーニングだから、筋トレや体幹トレーニングだけでは身体のパーツをベストポジションに整えることはできない

寝る前に iap 呼吸法を採用しよう 横隔膜を動かすことで副交感神経を優位にし眠りが深くなる
要するにお腹を膨らませたまま深く呼吸する

週末の寝だめでは睡眠不足によるダメージは解消されない

家でじっとしているだけでは疲れは取れないどころかむしろ増える

じっとしているよりも体を軽く動かす方が血液の流れが促進され脳と筋肉にたくさん酸素を送ることができ疲労物質の滞留を防ぐことができる

座ってばかりいると血流も代謝も悪くなる

デスクワークの人は30分に1回は立つ 足を動かしたり、肩甲骨を大きく動かすべし

冷水と温水を交互に浴びる冷温浴は血管の収縮と拡張を繰り返すことで疲労軽減の効果があり、自律神経のバランスも整う

長風呂はかえって疲れるので10分程度で切り上げる

睡眠はしっかりとるスタンフォードでは最低でも7時間が基準

週末も時間に寝て起きる。リズムを狂わせないこと

寝る90分前までに入浴を済ませる 深部体温が下がるのに約90分かかるため

朝食はビタミンとタンパク質を摂取する

朝食抜きは一番駄目!空腹の後にランチを食べることで血糖値が極端に急上昇し、その後急降下する血糖値スパイクの原因となり、心臓病のリスクを高めるだけでなく、疲労の元になる

朝食を抜くと体温も上がりにくくなる

腹八分目を守る

炭水化物は控えめにし、タンパク質を積極的に取り入れる。炭水化物:たんぱく質=1:3が目標。

米よりも雑穀・玄米。食物繊維!栄養素が豊富

野菜は生が一番。手をかけるほど栄養が無くなる。

甘い朝食は避ける

お菓子を食べるとビタミンが浪費され、疲れてしまう

 



 

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]甘い朝食は厳禁!生活に取り入れたい新習慣

[/headline]

正直に言います。ピーナッツバターやらブルーベリージャムやら塗りたくったトースト&コーヒー牛乳 という超甘い朝食が定番だった

私には耳が痛かった。著者の先生に見られたら怒鳴りつけられそう。一気に変更は無理なんだけどご飯&味噌汁を選択することが増えました。

なお一部には、午前は排せつの時間だから朝食は摂らないほうが良いというような考えもありますが、私は朝食肯定派です。

本当は玄米にしたいのですが、他の家族もいるとなかなか難しい面はありますね。

 

これまで低いテーブルにあぐらをかいて一日過ごすことが多かったのですが、この本のこともあって高いテーブルに変更。いつも立ってパソコン作業になりました。立ち上がる時間を削減できるし、椅子のスペースもいらないし、軽い筋トレしながら一日を送っております。

 

タンパク質中心の食事を心がける。業務スーパーのサラダチキンが手放せません。

 

お風呂では冷温浴を励行。ボケーっと湯船でYouYube見てる場合じゃないなと。

 

寝る前の腹圧呼吸は習慣にしたいです。

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]ほかの人はこう読んだ!アマゾンレビューを拝見

[/headline]

プラスコメント

最近、疲れを感じることが多くなってきたため、改善のヒントがあればと思い購入しました。

疲れの正体やその改善策について、最新医学に基づいて書かれており、とても参考になりました。

特に、本書の大きなテーマの一つとして書かれている腹圧呼吸については、その手軽さもあり、
すぐに実践。寝る前に実施すると、起床後の肩こりが若干軽減している気がします。

他にも食事法など、「疲れにくい体」について様々なトピックが記載されています。
自分の生活に少しずつでも取り込むことで、疲れにくい体を目指したいと思います。

 

アスリートのカラダづくりをベースに全てのヒトに向けて、疲れないカラダづくりについて書かれてたハウツー本。
疲れにくいカラダづくり、回復しやすいカラダづくり、それでも疲れた時の回復の仕方などが、日々の生活、食事、身体の使い方などの視点から書かれていて、科学的裏付けがあることもあり、実践したくなる内容ばかりでした。

 

まだ全て読みきっていないが、前半部分で紹介されている呼吸法を試してみるだけでも全然効果があります。簡単だし、1日5分くらいなら誰でも時間をとれるだろうし、やってみる価値はあり。科学的エビデンスがあるだけで安心できる。

 

 

マイナスコメント

トレーナーの人が書いた本という印象で、疲労を解消するメソッドをDNSとかPRIとか流行りのトレーニングメソッドに無理やり持っていっているのがとても気になりました。
DNSとかPRIなどは身体のコンディショニングという意味では有効ですが、特に疲労に対して有効というイメージはありません。
疲労自体を抜くのは抗酸化物質の減らし方や、脳の中枢神経の疲労を軽減するというところが中心のはずなので、そこにほとんど触れず、無理やり身体のコンディショニングという自分の得意ジャンルに持っていってるなという印象。
言い切る形で編集されているので、知識のない人はそう思ってしまうかもしれませんが、本質をけっこう外している本という感じがします。

 

朝ご飯は無理してまで食べるものではない。また、3食中で抜くなら朝でしょう。3食中朝ごはんを抜くのが一番悪いとは驚きです。そもそも1日3食という前提がよく分からないですが。

 

この手の本にありがちですが、同じことを何回も何回も繰り返します
しかもテレビショッピングのような語り方で、読んでるうちにうんざりしてきます。

食事編など特に目新しい情報がないし、唯一特別な腹圧呼吸は数行で伝わることなのに数十ページ。
本ではなく、無料健康誌に載せる程度の内容です。
図書館で借りて読めば十分です。

 

身体のこと気にしている人にとって特に新しいことは何も書かれておらず、普通のことばかり。ダラダラ書かれているのはスタンフォード大がいかにすごく、そこで採られたデータの信憑性がどれだけ高いかということ。
普通に言われる健康法をなかなか実践しない人向けと思う。

 

 

[headline style=”6″ align=”left” headline_tag=”h2″]スポーツでも名門、スタンフォード大学の選手を陰で支える 著者プロフィール

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スタンフォード大学スポーツ医局アソシエイトディレクター、同大学アスレチックトレーナー。
1966年、東京都出身。
24歳までプロスキーヤーとして活動した後、26歳でアメリカ・ブリッジウォーター州立大学に留学し、アスレチックトレーニングを学ぶ。
同大学卒業後、サンノゼ州立大学大学院でスポーツ医学とスポーツマネジメントの修士号を取得。2000年サンタクララ大学にてアスレチックトレーナーとしてのキャリアをスタートさせ、2002年秋にスタンフォード大学のアスレチックトレーナーに就任する。
スタンフォード大学スポーツ医局にて15年以上の臨床経験を持ち、同大学のアスレチックトレーナーとして最も長く在籍している。
これまでに、野球、男子バスケットボール、男子・女子ゴルフ、男子・女子水泳チームなどを担当している。
2007年にアソシエイトディレクターに就任した後は、臨床開発で大きくスポーツ医局に貢献、同局プログラムのさらなる改革・促進に取り組んでいる。
アメリカサッカーU21代表チーム同行経験を有する。
本書が初の著書になる。

 

[img_text_aside style=”1″ image=”https://hyper-body.com/wp/wp-content/uploads/2020/06/51IM7djwApL.jpg” image_alignment=”left” headline=”%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E5%BC%8F%E7%96%B2%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BD%93″ alignment=”left”]著者:山田知生(やまだ・ともお)

出版社;サンマーク出版

ページ数:254

発売日: 2018/5/25

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YouTubeで本書の解説してくれている動画がありましたので紹介します。ありがとうございます。

 

 

 

[recent_posts style=”14″ rows=”three” title = “ビラボディ 人気の記事” text_excerpt=”Y” mode=”selectable_posts” posts_num=”” selectable_posts=”886, 951, 595, 1868, 3430, 1834″ text_color=”undefined” hide_author=”” ][/recent_posts]

PNFストレッチ のコツは脱力にあり! 効果的なストレッチはまず脱力して緩めるところからスタート

PNFストレッチ という言葉を知っているあなたは結構マジで ストレッチ や筋トレに取り組んでいるはず。

動き自体は簡単なものですが、なじみがない方はちょっと難しいようです。当記事では呼吸でコントロールするコツをお伝えします。

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]PNFストレッチ は瞬間的な脱力で筋肉・関節を緩める手法です

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超ベストセラー「自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ」において、PNFストレッチ(脳科学ストレッチ)として、抵抗する⇔脱力する、の繰り返しという動きが出てきます。

しかし、普段やらない動きであるためか、力を抜きましょうと言ってもこれがうまくできない方がいます。

脱力のタイミングで心理ブレーキが外れますから、うまく脱力できないとPNFストレッチはさほど効果がありません。

自重トレーニングを学んだことがある人ならすぐにコツがわかると思います。

なお、PNFストレッチについては、こちらの記事体が硬い原因は脳にあった!PNFストレッチであなたの体はもっと伸びる!

をお読みください。

もっとPNFストレッチについて知りたいという方はこちらが参考になるかもしれません。

 

 

まずは脱力する感覚を身につけましょう。

脱力よりも、力を入れるほうが簡単です(書籍内、脳科学ストレッチでは抵抗すると表現しています)。

試しに左手を強く握りしめてください。息を止めて10秒間、ギュッと強くこぶしを握ります。

その後、息を吐いて力を抜いてラクにするわけですが、この息を吐くときに

 

■短く息を一気に吐きます。言葉にすると「はぁーーーーーーーーー」ではなくて「はぁっ!」という感じです。

脱力が苦手な方は「はぁーーーーーーーーー」とやりがちです。短く息を吐くのがポイントですね。

 

■お腹の空気を吐き出し、全身脱力します。息を吐いたときに肩がダラり、猫背になるくらい全身を脱力します。

 

■声を出します。「はぁっ」と声を出して一緒にお腹の空気も出します。

 

まずは、一気に力を抜く感覚を身につけてください。ここで10秒間としておりますのは、10秒も息を止めると普通は苦しくて「はぁっ!」となるからです。

慣れれば10秒間も息を止める必要はありません。はじめはある程度長いほうがより脱力しやすいと思われますが慣れれば1秒ごとに力を入れる(緊張)、脱力する(弛緩)を繰り返せるようになります。

脱力の感覚、つかめたでしょうか?もしもまだイマイチということでしたら、10秒でなくもっともっと長く限界まで息を止めてみて下さい。もう限界というところまで頑張れば嫌でも「はぁっ!はぁ、はぁ、はぁ」と全身の力が抜けます。

 

 

この緊張と弛緩が脳科学ストレッチでは、重要な要素になります。

緊張と弛緩の落差が大きいほど心理ブレーキがきれいに外れます。心理ブレーキが外れた瞬間に本来の可動域まで伸張することが可能になります。

現代では刺激が多すぎて常時緊張を強いられ、上手に力を抜くことができなくなっている方が多いのだと思います。

 

 

おまけ

緊張と弛緩というテーマで話が変わりますが、緊張と弛緩を繰り返す方法は「筋弛緩法」といい、心と身体をリラックスさせる方法として有名です。

寝る前に布団で横になったとき、全身に力を入れて息を止めてから脱力するという動作を数回行うとカラダが布団に埋まったように重く感じられ、緊張が取れて寝付きがよくなります。

さらに身体感覚を高めるために体をパーツごとに脱力するのもよいでしょう。

右足だけに力を入れて脱力し、右足が重くなって動かないと感じます。

次は左足だけ、右手だけ、左手だけ、お腹だけ、胸だけ、顔だけ(歯を食いしばり、目を強く閉じる)というようにパーツごとに体を分けて脱力させることでより深く脱力できます。

体をパーツごとに意識して動かすという感覚がないうちは、右足だけ力を入れるという動きは難しく感じられるかも知れません。

しかし、もともと全身のパーツはバラバラに動かせるように神経が通っていますので何度かやればコツをつかむことができるはずです。

苦しいことは何もありません。就寝前のちょっとした儀式ですが得られるものは単にリラックスできる以上のものがあるはずです。

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開脚 の 角度を計算する方法 私の足、何度開いてるの?メジャーひとつでサクッと調べられます

開脚 の角度を計算する方法を知りたい!そんなちょい変わったあなたに角度の測り方をご案内します。とりあえずの目標はズバリ120度!これは定規1本だけで簡単に計測できるんですよ。

公開日2019/7/2 最終更新日2020/7/15

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]開脚 の角度を知りたい どう計算するの?
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はじめにお断りしますが、開脚の角度を測る方法なんて正式な決まりはありませんのでこちらでご紹介するのはわかりやすいであろうと私が思う一つの方法に過ぎません。

ただひとつ言えるのは、開かない人は過小評価、開く人は過大評価をする傾向があります。つまり、自分が思ってるほど固くは無いし、柔らかくもないってことですね。

さて、開脚した足でできる三角形から角度を求めることができます。

立った姿勢から開脚もしくは壁に向かって座り、両方のカカトを壁について開脚します。

[img_text_aside style=”1″ image=”https://hyper-body.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/degree10.jpg” image_alignment=”right” headline=”%E3%81%93%E3%81%AE%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%BD%A2%E3%81%AB%E6%B3%A8%E7%9B%AE%EF%BC%81″ alignment=”left”]1. 股と床(または壁)の距離

2. 足の長さ

3. 両カカトの距離

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これら1.2.3が分かれば、この三角形についてはそれぞれの角度や面積などすべてがわかりますよね。特にこの三角形は両足を二辺に持つ二等辺三角形なので1.2.3のうち、2つが分かればOKです。

 

はい、角度を求めるには、、、そうです。みなさんが大好きな三角関数を使うんですね(^^♪

いないはずですが、三角関数をしっかり復習したい!って方は、東大院卒YouTuberヨビノリさん中学数学からはじめる「三角関数」なんかがいいと思います。

 

 

さてここでは1と2から股関節の角度を計算します。この場合はcos(コサイン)を使います。

それ以外の1と3、2と3のパターンについて、さほど関心がある方はいないと思いますがその気があれば何の三角関数を使うかちょっとだけ考えてみてください。

 

それでは、まず1.股と床(または壁)の距離 2.足の長さ を測ります。

 

これは三角定規の相似形、1:2:ルート3というやつですね。

2.足の長さ/1.股と床の距離を計算しますと0.5。この値はcosΘです。cosΘが0.5になるようなΘは60度なので2倍して「120度」が開脚の角度ということになります。普通の人は120度くらいが一つの目安になると思いますので

 

股と壁・床の距離が足の長さの半分だったら開脚角度は120度!

 

cosΘが意味不明な小中学生(もしかしたら大学生でも)はこれだけを覚えておくと良いでしょう。

 

 

本当は1と2を入力したら角度が計算されるようなHPにしてもよかったのですが、三角関数にちょっとだけ関心持ってほしいということであえてこのような記事になりました。

どういう過程で角度が計算されるか知ってほしいのです!

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]開脚 角度 の早見表作ってみました
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私が特別に作った開脚角度の早見表を下に掲載します。



「2.股と床(または壁)の距離 / 1.足の長さ」を計算してその値に一番近い数値を表から探す。それに対応するのが開脚角度です。

[img_text_aside style=”2″ image=”https://hyper-body.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/degree5-1.jpg” image_alignment=”left” headline=”151%E5%BA%A6%E9%96%8B%E8%84%9A” alignment=”left”]0.25を下表から探すと151度

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[img_text_aside style=”2″ image=”https://hyper-body.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/degree6.jpg” image_alignment=”left” headline=”103%E5%BA%A6%E9%96%8B%E8%84%9A” alignment=”left”]0.625を下表から探して近いのは103度

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筋膜リリース でセルフケア プロも取り組む効果抜群の最新メソッド

公開日2019/6/29 最終更新日2019/7/3

 

今や、筋膜リリースという言葉もかなり認知度が上がってきました。プロスポーツ選手の間でも広まっています。柔軟性が命のバレエダンサーは舞台裏で暇さえあれば筋膜をほぐしています!

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]ストレッチ 効果を飛躍的に高める筋膜リリース

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筋膜リリースは高齢者向けの腰痛や肩こりの解消というコンテクストで取り上げられることが多いのですが、実は近年、プロアスリートの筋コンディショニング方法の重要な役割をもつに至っています。

この記事では筋膜リリースについて考えます。これを読めば筋膜リリースがストレッチ効果を高める理由がわかります。

【 目次 】
1.筋膜リリースとは?

2.筋膜リリースの効果

3.筋膜リリースの実践




筋膜リリースとは?

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]筋膜リリース とは?なぜストレッチに有効なのか?

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筋膜とは筋肉の表面を覆う薄いネット状の膜で全身の筋肉・臓器は何かしらの筋膜で覆われています。外部の衝撃から筋肉を保護する緩衝材のような働きがあります。

筋膜は本来は柔らかく弾力がありますが、様々な要因で歪みもつれてしまいます。要因としては、長時間同じ姿勢・悪い姿勢・運動不足・運動しすぎ・ストレス・ケガ・水分不足などが挙げられます。

筋膜は全身つながっているため、一か所にゆがみが生じるとほかの筋肉にも影響が及び、柔軟性の低下、運動パフォーマンスの低下をもたらします。

そこで筋膜の歪みを解消して、正しい配置に戻していくのが筋膜リリースです。

筋膜アプローチは歪んだ筋膜による物理的なブロックを解除し、筋肉や関節が本来有する可動域を取り戻し、更には広げていくストレッチです。

[bullet_block style=”size-16″ small_icon=”1.png” width=”” alignment=”left”]

  • 筋膜は全身に張り巡らされている
  • 筋膜がねじれ、固着すると動きづらくなる
  • 筋膜のねじれを解消し正しい配置に戻すのが筋膜リリース

[/bullet_block]

 

 


筋膜リリースの効果

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]筋膜リリースの効果

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筋膜リリースにより、歪んだ筋膜が整えられ姿勢がよくなる、可動域が広くなる、体のバランスが整えられるなど嬉しい効果が多々あります。

では、筋膜リリースは運動前と運動後、どちらに行うのが良いのでしょうか?

結論から言うと筋膜リリースは運動の前後どちらにも行うことをおススメします。

運動前の筋膜リリースは、筋肉・関節の可動域を広げ、筋肉への血流量を増加させますので、ケガを防止し、運動(ストレッチを含む)のパフォーマンスを高めます。

また運動後の筋膜リリースは、疲労物質のスムーズな除去を促進し疲労回復を早めるほか、運動によって歪んだ筋膜を早急に整える役割があり、クールダウンに最適です。

[bullet_block style=”size-16″ small_icon=”1.png” width=”” alignment=”left”]

  • 運動前の筋膜リリースは運動パフォーマンスを高める
  • 運動後には疲労回復を早める効果がある
  • ストレッチだけでなく、筋トレの効果もアップ

[/bullet_block]

 

 


筋膜リリースの実践

[headline style=”16″ align=”left” headline_tag=”h2″]筋膜リリースの実践

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筋膜リリースは一か所につき、30秒-60秒を目安に行います。長めに行うことで体の表面から遠い所にあるインナーマッスルもゆるめることができるからです。

 

[img_text_aside style=”1″ image=”https://hyper-body.com/wp/wp-content/uploads/2019/06/398.jpg” image_alignment=”left” headline=”” alignment=”left”]ももの前面から外側に関してはスティックが使いやすいです。
[/img_text_aside]

 

[img_text_aside style=”1″ image=”https://hyper-body.com/wp/wp-content/uploads/2019/06/156.jpg” image_alignment=”left” headline=”” alignment=”left”]体側や背中はフォームローラーがおススメです。

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[img_text_aside style=”1″ image=”https://hyper-body.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/507.jpg” image_alignment=”left” headline=”” alignment=”left”]お尻のくぼみ、足裏にはボールがピッタリです。

[/img_text_aside]

[bullet_block style=”size-16″ small_icon=”1.png” width=”” alignment=”left”]

  • 押して延ばす、が筋膜リリースの基本
  • 一か所につき30-60秒が目安

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