脳の老化を止めたければ歯を磨きなさい

これを読んでも 歯間ブラシ 使わずにいられますか?

公開日2020/6/10 最終更新日2020/6/10

歯磨きで健康寿命が延びる!脳の老化を止めたければ歯を守りなさい 書籍の概要


 

認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!

新品価格
¥1,168から
(2021/3/4 20:03時点)

著者:長谷川 嘉哉(はせがわよしや)

出版社;かんき出版

ページ数:208

発売日: 2018/11/8

 

評価すべきポイント 「脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい」


口腔環境の悪化と病気の関連性を指摘した本です。予防歯科の重要性を認識させてくれます。

歯科クリニックの待合室に置いておきたい一冊ではないでしょうか。

 

 

 

歯磨きで生活習慣病予防! 気になったフレーズ


歯を守ることは脳を守ること

認知症患者の口の中はゴミ屋敷

歯のケアで認知症状が改善

「歯がない人はボケやすい」は科学的にも正しい

歯のケアをすることで医療費を大幅に削減できる

歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく歯周病?

プラークの細菌は肛門より多い

食後8時間で歯の表面にプラークが発生、24時間後には歯石となる

歯周病菌がアルツハイマー型認知症の原因となる

噛むことで脳の血流が良くなリ、脳内のゴミであるアミロイドβを押し流す

歯周病菌が糖尿病の原因となる?

歯周病にかかっている糖尿病患者に対して歯石除去と歯のブラッシング指導をしたところ平均血糖値が低下した

歯周病の人は2.8倍脳梗塞になりやすい

歯周病になると口臭がひどくなる?

寝たきり患者特有の匂いの原因は口臭

「年を取ったら歯が抜けるのは当たり前」は大間違い

入れ歯やインプラントを使用することで歯のケアがいい加減になることがあるので注意

口呼吸の人は鼻呼吸の人に比べて脳の前頭葉に負荷がかかる

1日に最低1回は5分の歯磨きが面倒な人には入浴中の歯磨きがおすすめ?

舌で歯をなぞるように舌を動かして唾液をしっかり分泌させる

歯周病予防の歯磨きは45°が基本

歯間ブラシやデンタルフロスを使う

歯磨きして歯間ブラシを使わないのはうんちの後お尻を拭かないのと同じ?

噛むことで脳が活性化するのでガムを噛もう?

治療歯科から予防歯科へ

歯科衛生士のいる歯科医を選ぶ?

積極的に定期検診を受けよう?

 



 

 

オイルでうがい 歯間ブラシ 生活に取り入れたい新習慣


歯磨きして歯間ブラシを使わないのはうんちの後お尻を拭かないのと同じ 、というフレーズが強烈過ぎて、これまで思いついたように年に1回くらい使っていたデンタルフロスや歯間ブラシを週3回は使うようになった。実際、歯磨きの後でもベトッと取れることがあります。フロスがすぐ無くなるので洗面の蛇口にウォーターフロスを取りつけました。

 

実は私、「歯科は虫歯治療にだけ行けばいい、痛いとこがあるわけじゃないのに定期検診に行くなんて時間も費用ももったいない」という考えだったわけですが180度変わりました。

予防歯科が結局、安上がりなんだ、と。

 

オイルでうがい(オイルプリング)が紹介されているのですが、正直いってうがいを15分ってのは相当しんどい、というか無理です。。。はじめは10分でいいと書いてますが、それでもめちゃくちゃ長いです。。。今のところ1分が限界ですが、頑張ろう。

 

かなり前の話ですが、発掘あるある大辞典で温かいほうが虫歯菌を撃退できると言ってたので”湯船で10分歯磨き”は私の基本スタイルです。

 

 

ほかの人はこう読んだ!アマゾンレビューを拝見


プラスコメント

 

脳の老化を防ぐための歯科予防の大切さがよくわかる良書。本の構成も良く、文章も分かりやすい。すぐに行動に移したくなるアイデアが満載。

 

なぜに口腔内のケアが大切で必要なのかを理論整然とわかりやすく書かれてあります。

医療関係者である自分でもその内容は納得できるものばかりです。
特筆すべきは実際のメンテナンス方法(ケア方法)についても書かれてあるところです。

 

年齢的に認知症に切羽詰まった不安があるわけではないが
脳の老化はなるべく阻止したいので読んでみた。

認知症患者の口の中がどうなっているのか知り、正直驚いた。

歯周病という言葉は、臭いイメージがあるが
「認知症は、もの忘れではなくて、やる気の喪失から始まる」
という言葉にも、なるほどなと思わされた。
口臭が対人関係にまで影響するのも納得できる。

風呂にでも入りながら、15分歯みがきしようと思った。
良い歯医者選びの基準も参考になった。

 

 

マイナスコメント

内容の多くは、口内ケアを怠ることでリスクとなる病気について、将来的な歯科医療の重要性の警鐘(内科や小児科などとのコラボレーションが必須)についてであり、予防のためのアクションプランの部分の記述は少ないので、コスパは悪いイメージです。

 

 

認知症と口腔ケアの関連性をいち早く指摘した医科歯科連携の第一人者 著者プロフィール


 

1966年、名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。
医学博士、日本神経学会専門医、日本内科学会専門医、日本老年医学会専門医。毎月1000人の認知症患者を診察する、日本有数の脳神経内科、認知症の専門医。
祖父が認知症であった経験から2000年に、認知症専門外来および在宅医療のためのクリニックを岐阜県土岐市に開業。
これまでに、20万人以上の認知症患者を診てきて、いち早く認知症と歯と口腔環境の関連性に気づく。
現在、訪問診療の際には、積極的に歯科医・歯科衛生士による口腔ケアを導入している。
さらに自らのクリニックにも歯科衛生士を常勤させるなどし、認知症の改善、予防を行い、成果を挙げている。
「医科歯科連携」の第一人者として、各界から注目を集めている医師である。
本書が初の著書になる。

 

 



YouTubeでプロモーション動画がありましたので紹介します。ありがとうございます。

ビラボディ 人気の記事


東大ストレッチ博士
東大ストレッチ博士

【東大ストレッチ博士】 学生時代より器械体操・空手・少林寺拳法・筋トレ・エアロビクス・バレエなどを経験し、自己流で高い柔軟性を体得。 解剖学や脳科学の観点からアカデミックに効率的な柔軟性向上と筋力強化に取り組む。 東京大学経済学部を卒業。帰納的推論と演繹的思考がモットー。 意見を述べる際は理由と共に、を心がけております。 そうでなければ検証・反論が難しいからです。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA