公開日2019/6/29 最終更新日2019/7/3
ストレッチ効果を飛躍的に高める筋膜リリース
筋膜リリースは高齢者向けの腰痛や肩こりの解消というコンテクストで取り上げられることが多いのですが、実は近年、プロアスリートの筋コンディショニング方法の重要な役割をもつに至っています。
この記事では筋膜リリースについて考えます。これを読めば筋膜リリースがストレッチ効果を高める理由がわかります。
【 目次 】
1.筋膜リリースとは?
筋膜リリースとは?
筋膜とは筋肉の表面を覆う薄いネット状の膜で全身の筋肉・臓器は何かしらの筋膜で覆われています。外部の衝撃から筋肉を保護する緩衝材のような働きがあります。
筋膜は本来は柔らかく弾力がありますが、様々な要因で歪みもつれてしまいます。要因としては、長時間同じ姿勢・悪い姿勢・運動不足・運動しすぎ・ストレス・ケガ・水分不足などが挙げられます。
筋膜は全身つながっているため、一か所にゆがみが生じるとほかの筋肉にも影響が及び、柔軟性の低下、運動パフォーマンスの低下をもたらします。
そこで筋膜の歪みを解消して、正しい配置に戻していくのが筋膜リリースです。
筋膜アプローチは歪んだ筋膜による物理的なブロックを解除し、筋肉や関節が本来有する可動域を取り戻し、更には広げていくストレッチです。
- 筋膜は全身に張り巡らされている
- 筋膜がねじれ、固着すると動きづらくなる
- 筋膜のねじれを解消し正しい配置に戻すのが筋膜リリース
筋膜リリースの効果
筋膜リリースにより、歪んだ筋膜が整えられ姿勢がよくなる、可動域が広くなる、体のバランスが整えられるなど嬉しい効果が多々あります。
では、筋膜リリースは運動前と運動後、どちらに行うのが良いのでしょうか?
結論から言うと筋膜リリースは運動の前後どちらにも行うことをおススメします。
運動前の筋膜リリースは、筋肉・関節の可動域を広げ、筋肉への血流量を増加させますので、ケガを防止し、運動(ストレッチを含む)のパフォーマンスを高めます。
また運動後の筋膜リリースは、疲労物質のスムーズな除去を促進し疲労回復を早めるほか、運動によって歪んだ筋膜を早急に整える役割があり、クールダウンに最適です。
- 運動前の筋膜リリースは運動パフォーマンスを高める
- 運動後には疲労回復を早める効果がある
- ストレッチだけでなく、筋トレの効果もアップ
筋膜リリースの実践
筋膜リリースは一か所につき、30秒-60秒を目安に行います。長めに行うことで体の表面から遠い所にあるインナーマッスルもゆるめることができるからです。


ももの前面から外側に関してはスティックが使いやすいです。


体側や背中はフォームローラーがおススメです。


お尻のくぼみ、足裏にはボールがピッタリです。
- 押して延ばす、が筋膜リリースの基本
- 一か所につき30-60秒が目安
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