褐色脂肪細胞 活性化 体温上昇

中性脂肪を燃やす脂肪、それが褐色脂肪細胞

 

褐色脂肪細胞を活性化して、代謝アップ・体温上昇


 

脂肪細胞には大きく分けて2種類がありま。

一つは白色脂肪細胞。

こちらはいわゆる脂肪を指します。角煮やステーキの脂身を想像してもらえば良いのですが 中性脂肪(トリグリセリド)を溜め込んでいます。

もう一方は褐色脂肪細胞。

こちらは白色細胞とは正反対で、脂肪を分解してエネルギーを作り出します。エネルギー生産の要である、ミトコンドリアを多く含み、茶褐色に見えることからこのように呼ばれます。

そして褐色脂肪細胞は、首の後ろ・肩甲骨周辺に集まっています。

 

 



 

褐色脂肪細胞の大きな役割は「体温の維持」


褐色脂肪細胞の大きな役割は、体温の維持機能です。

クマやリスなど冬眠する動物は褐色脂肪細胞が多いことが知られています。

そのためほとんど動くことがない冬眠中でも体温を維持することができるのです。

人間の場合は 新生児に褐色脂肪細胞が多く含まれることが分かっています。

というのも、母親の体内は 37-38°ほどもあるわけですが、それに比べると体外は非常に温度の低い場所です。

そこで 外気温での生活に慣れるまでは、褐色脂肪細胞が体温の維持に貢献しています。

成長するにつれ褐色脂肪細胞は減少し、中年期に達すると 30から40グラム程度しかなくなってしまいますが、それでも体温の維持に重要な役割を果たしています。

私自身もそうですが、一般に年齢を経るに従って、平熱が下がるのはその影響も大きいと考えられます。

それに加えて、現代は家事や仕事において体を動かす機会が大幅に減っており、そのことも現代の大人の体温の低減に拍車をかけています。

 

褐色脂肪細胞は増やせるか?

ここまで読むと、脂肪を消費し、体温上昇に重要な役割をもつ褐色脂肪細胞を増やしたい、と考えるのはごく自然なことです。

結論から言いますと褐色脂肪細胞は年齢によって減少する一方で増えません。

 

しかし!

 

近年、ベージュ細胞という褐色脂肪細胞に近い働きの脂肪細胞が確認されています。薄い褐色のため、ベージュ細胞と言います。

ベージュ脂肪は褐色脂肪よりは働きが劣るものの、それと同様に白色脂肪を分解し、エネルギーと熱を生み出します。

しかも、このベージュ細胞は白色脂肪細胞が 運動により褐色脂肪細胞に近い性質を持つようになったものです。

 

ということはですよ、にっくき白色脂肪が減り、白色脂肪を分解するベージュ脂肪が増えるってことです。

まるで敵が味方に寝返ったかのようなダブル効果と言えましょう。

 

 

したがって褐色脂肪細胞は 寒冷刺激によって活性化します


先ほどから繰り返している通り、褐色脂肪細胞(ベージュ脂肪細胞を含む)の主な働きは白色脂肪を分解してエネルギーを消費、熱を生み、体温を維持することです。

 

したがって褐色脂肪細胞は寒冷刺激によって活性化します

 

冬の時期、朝起きて寒いからとすぐに暖房をつけていませんか?

 

気持ちはわかりますが、それでは褐色脂肪細胞が働く機会を失うことになります

 

つまり、エネルギー消費が増えない、体温が上がらないという訳です。

 

暖房を使うな、というわけではありません。ずっと寒いところにいたら当然、身体が冷えてしまって体温も下がり、逆効果ですが

 

時々は敢えて寒い環境に身を投じて、自律的な体温調節機能を維持しましょう、という提言です。

 

そしてここからは現在進行形、私のオリジナル研究です。

人間の体はそもそもどこで温度の高い低いを認識しているのかと言えば、首の後ろ側、脊髄です。

そういわれてみれば褐色脂肪細胞が脊髄周辺に集まっているというのも理にかなっております。

ならば、首の後ろを冷やせば、体温が下がってると勘違いするのではないかということで、保冷剤を首の後ろに当てておきました。

 

すると!

 

15分ほどで0.5度上昇しました。普段、せいぜい36.2とか3℃までしか体温が上がることはないのに36.7℃。

時間をおいて何度か試しましたが、0.3-0.5℃くらいは短時間で上昇します。子供でも試しましたが結論は同じ。

0.5℃ってまーすごいことです。

もちろん、サンプルが少なすぎるのですが、試してみようって方はぜひ結果をシェアお願いします。

 

 

 

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東大ストレッチ博士
東大ストレッチ博士

【東大ストレッチ博士】 学生時代より器械体操・空手・少林寺拳法・筋トレ・エアロビクス・バレエなどを経験し、自己流で高い柔軟性を体得。 解剖学や脳科学の観点からアカデミックに効率的な柔軟性向上と筋力強化に取り組む。 東京大学経済学部を卒業。 帰納的推論と演繹的思考がモットー。 意見を述べる際は理由と共に、を心がけております。 そうでなければ検証・反論が難しいからです。

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